Helper CTO シリーズ 26|Cursor、Claude Code、Lovableで作ったプロジェクトをエンジニアに渡す前に準備すべきこと

AI研究
Author
恩梯科技
2026-10-13 5 回閲覧 5 分鐘閱讀
Helper CTO シリーズ 26|Cursor、Claude Code、Lovableで作ったプロジェクトをエンジニアに渡す前に準備すべきこと

「Cursorで作ったので、コードは自分のパソコンにあります。エンジニアに引き継ぐなら、何を準備すればいいですか。」AIツールで製品を作ったオーナーが、引き継ぎ先を探すときに最初に聞くのがこの質問です。準備せずに渡してしまうと、引き継ぐ側は時間の半分を「見ること」ではなく「探すこと」に使うことになり、その時間の費用は結局あなたが払うことになります。技術に詳しくないから引き継ぎが下手なのではなく、何を棚卸しすべきか誰も教えてくれなかっただけです。以下の4つを準備してから渡してください。

渡す前に、まず自分の手元に何があるか棚卸しする

Cursor、Claude Code、Lovableを使って作る過程はスムーズなので、途中でどれだけのものが増えているか、あまり意識しないものです。

  • コードはどこかのフォルダに、データベースはどこかのクラウドサービスにある。
  • メール送信は何らかの外部サービスを使い、ドメインはどこかのプラットフォームで登録した。
  • 決済やログインはどこかと連携していて、当時は「許可」をクリックしただけで進んでしまった。
  • そのすべてをAIが設定してくれて、自分は同意をクリックしただけで、あとは忘れてしまった。

最初のステップはコードを送ることではなく、まず自分で一度棚卸しすることです。棚卸しして初めて、そもそも自分名義になっていないものがあると気づく人が多いです。

4つのもの、まず一つの表に整理する

棚卸しすべきはこの4つで、どれも自分でできる内容です。

引き継ぐもの自分でまず何をするか準備しない場合の結果
ソースコード会社名義のリポジトリに入れる引き継ぐ人はあなたのパソコンしか見られない
起動方法自分の言葉でどう動かすかを書き出す初日から起動できずに詰まる
外部サービスサービス名、アカウント、費用、APIキーを一覧にするカードが期限切れになり、機能が静かに止まる
機能一覧使っている・不明・使っていないに分類する誰も使わない機能まで保守し続けることになる

最後の一つだけはあなたにしかできません。最初の3つはエンジニアが補えますが、補うのにかかった時間の費用はあなたが払うことになります。

最初の2つ:コードはどこに、どう動かすか

コードは製品そのものです。まず「他人に見せられる場所」にあることを確認してください。

  • Lovableのようなオンラインツールの場合:「エクスポート」や「リポジトリと連携」といったオプションを探す。
  • CursorやClaude Codeの場合:フォルダをリポジトリに上げ、会社アカウントで開く。
  • コードが自分のパソコンにしかない状態は、会社の資産として計上されていないのと同じです。
  • 自分がオーナーであることを確認したら、あとはエンジニアに「閲覧できる」権限だけ渡せば十分です。

次に、どう動かすかを書き出します。技術文書として書く必要はありません。

  • 普段どうやって起動しているか。どのコマンドを打ち、どのURLを開くか。
  • 起動前に何を先に立ち上げておく必要があるか。データベースか、それとも何らかのサービスか。
  • パスワードやAPIキーが書かれたファイルはあるか。どこにあるか。
  • エンジニアがそのままログインして確認できるテスト用アカウントはあるか。

専門的に書けなくても構いません。本当に説明できない——毎回AIに頼んで起動している——場合は、そのやり取りの記録ごと渡してください。

後の2つ:外部サービスと機能一覧

AIで作った製品はほぼ必ず外部サービスを使っていて、それぞれにアカウント、費用、APIキーがあります。この表は一番見落とされやすく、一番早くトラブルになる部分です。

  • エンジニアがプログラムを直しても、どのサービスで設定を変えればいいか分からない。
  • あるサービスのクレジットカードが期限切れになり、製品が止まっても誰も理由が分からない。
  • 棚卸しのついでに、すべてのアカウントを会社のメールアドレスに変更しておく。
  • APIキーがプログラムファイルの中に散らばっていると、引き継ぎ時にまとめて外部に漏れやすい。

4つ目だけはあなたにしかできません。AIの特性は「一言指示すると、三つのことをする」ことです。引き継ぐ人にはどれが本当に必要な機能で、どれがついでに追加されたものか区別がつかず、すべてを保守対象として扱うしかなくなります。製品を開いて1ページずつクリックし、使っている・不明・使っていないの3つに分類してください。プロトタイプから本番製品への記事で触れた通り、誰も使わないものを取り除くのは、この一覧があってこそです。

誰に見せるか:コードが見えるだけで十分

4つの準備が整ったら、次は誰に渡すかです。まず、多くの人が心配していることをはっきりさせておきます。

  • システム健診に必要なのは閲覧権限のみです。リポジトリを見られる状態にするだけで十分です。
  • 本番環境のサーバー、データベース、管理者アカウントは不要です。
  • コードを見るだけで構造を判断でき、セキュリティ上の問題を見つけられ、整理にどれくらいの労力がかかるか見積もれます。
  • 本番環境のデータはあなたのものであり、評価段階で触れる理由はありません。
  • 協力が決まってから権限を段階的に渡していきます。一度に一つずつ、渡した記録も残します。

順序はまず見せる、レポートを受け取る、そのうえで協力するかどうかを決める、です。Vibe Codingと本物のシステム設計のギャップの記事はプロトタイプとシステムの違いを扱っていて、健診はまさにあなたの製品でそのギャップを測るものです。デモができることと本番公開できることは違うの記事で挙げた5つの項目のうち、いくつかの根っこはこの2つの表にあります。

Nerdtechnic(恩梯科技)がAIプロジェクトを引き継ぐときの4つの約束

  • システム健診はコードを見るだけで、本番環境のアカウントやパスワードは不要です。
  • 3~5営業日で1ページのレポートをお渡しし、3種類のうちどれに当たるかを明記します。
  • 棚卸しが終わっていない部分は私たちがお手伝いして補い、何を補ったかはレポートに記載します。
  • 引き継ぎ、保守、改善、継続開発を、同じチームが最初から最後まで担当します。

引き継ぎがうまくいくかどうかを決めるのは、プログラムの出来の良し悪しではなく、ものが見つかるかどうかです。

AIで作った製品を渡す前にこの4つを準備しておけば、引き継ぐ人は時間を「探すこと」ではなく「理解すること」に使えます。Nerdtechnic(恩梯科技)は Helper CTO として、こうしたプロジェクトを引き継ぎ保守します——社内の技術責任者のような存在ですが、御社の正社員ではありません。最初のステップは60分のシステム健診です。コードさえ見せていただければよく、本番環境のアカウントやパスワードは不要で、3~5営業日以内に読んで分かる1ページのレポートをお渡しします。手元のものがまだ棚卸しできていなくても問題ありません。最初の棚卸しは私たちが一緒にお手伝いします。Helper CTO:システム保守プラン

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