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Helper CTO シリーズ 05|誰も触りたがらないシステム、残すべきか作り直すべきか:4 つの判断点
「触ってはいけない」とも「もう手遅れ」とも言われるシステムを残すか作り直すかは、感覚や受注したい人の意見で決めるべきではありません。本記事では 4 つの判断点——まだ読めるか、データを取り出せるか、アーキテクチャは 2 年もつか、修正と作り直しは同じ計算か——を、それぞれ残す方向・作り直す方向の兆候とともに解説します。
「健診では結局何を見ているんですか。見た結果、作り直すべきだと言われませんか」。2 つめの問いから先に答えます。作り直しを勧めるかどうかは見てみないとわかりませんが、3 つの結論のうち「作り直しを勧める」は実はいちばん少ないパターンです。こう聞かれるのは、知らない相手にコードを見せること自体にリスクがあるからです。もし見た結果「これはもう手遅れです、うちで作り直しましょう」の一言だけだったら、費用を払った意味がありません。用心深いわけではなく、私たちが何を見るのか、事前に誰も教えてくれなかっただけです。以下の 4 つの領域が、健診の内容のすべてです。
同じ「ウェブサイト」と呼ばれていても、引き継いだ後に毎月かかる手間は何倍も違います。
だからこそ健診は協業の前に必ず通る第一歩です。健診なしに見積もりを求める依頼は受けていません。
全体の流れは長くなく、御社にお願いすることは想像より少ないです。
| 段階 | 私たちがやること | 御社に準備していただくこと |
|---|---|---|
| 事前 | システムの種類と範囲を確認し、健診費用を見積もる | システムがどこで動いているか、おおよその機能 |
| 60 分のオンラインミーティング | 一緒にコードを確認し、現状と課題を伺う | コードを見せていただくだけで、本番環境のアカウント情報は不要 |
| ミーティング後 3~5 営業日 | 4 つの領域をひとつずつ確認 | 特にやることはなく、レポートを待つだけ |
| 納品 | 1 ページのレポートと 3 通りの結論のいずれか | 確認したうえで協業するかどうか判断 |
費用はシステムの規模に応じて見積もり、契約の縛りはありません。レポートは御社のものであり、それを持って他社に相談していただいても構いません。
コードは書き方の良し悪しを採点しているのではなく、「引き継ぐ人が変更を始められるまでどれくらいかかるか」を判断しています。
データベースはコードよりも厳しく見ます。プログラムは書き直せますが、データはやり直せないからです。
エンジニアが辞めたばかりの場合、この 2 つが最大の疑問符になりがちです。エンジニア退職後に先に取り戻すべき 12 項目という記事のリストは、健診前に揃えておくとよい材料そのものです。
デプロイとは、エンジニアのパソコンから本番サーバーにプログラムを移す作業です。このプロセスをやり直せるかどうかが、システムが壊れたときに救えるかどうかを左右します。
セキュリティについては侵入テストではなく、攻撃をシミュレートすることもしません。最も基本的で、最も結果が重大な 3 つの扉だけを確認します。
引き継ぎ後の運用の進め方はシステム保守引き継ぎガイドという記事に詳しくまとめています。健診のこの部分では「引き継ぎに必要な材料が存在するかどうか」を確認します。
レポートを 1 ページに抑えているのは意図的なものです。経営者が最後まで読み切れ、一文一文が結論につながり、専門用語の羅列にならないようにするためです。内容は 4 つの領域それぞれの状況、最優先で対応すべき 3 つのこと、そして次の 3 通りの結論のいずれかです。
まず状況を正しく把握してから、お金の話をする。この順番は御社にとっても私たちにとっても公平です。
健診は、私たちが Helper CTO としてどんなシステムを引き継ぐ場合でも最初のステップです。会社の技術責任者のような存在でありながら御社の社員ではなく、しっかり見たうえで初めて引き継ぎ・保守・改善の話をします。健診全体は 60 分のオンラインミーティングで、コードを見せていただくだけでよく、本番環境のアカウント情報は不要です。3~5 営業日以内に、読んですぐわかる 1 ページのレポートをお渡しします。御社のシステムがこの 4 つの領域でそれぞれどんな状態か知りたい方は、まずはこちらからどうぞ:Helper CTO:システム保守プラン。
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