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Helper CTO シリーズ 07|保守契約書には何を書くべきか:対応時間、更新頻度、解約条件、ドキュメントの帰属
「システム保守サービスを提供する」の一文だけの契約書では、何か起きたときのどんな言い訳も契約上は成立してしまいます。本記事では保守契約で明確にすべき 4 つの箇所を詳しく展開します。なぜ重要か、よくある曖昧な書き方、求めるべき書き方、そして最後に弊社の契約書の実際の文言を比較の基準として紹介します。
「技術責任者を雇おうか迷っているのですが、養いきれないのでは、あるいは採用に失敗するのではと心配です」。この迷いは自然なことですが、たいてい「ひとり雇うといくらか、外部に頼むといくらか、どちらが安いか」という比較にすり替わり、そこで最初から比べ方を間違えます。比べ方を間違えた代償は、1 年分の人件費を使って何もすることのないポジションができてしまうこと、あるいは費用は抑えられてもシステムの判断をする人が誰もいなくなることです。予算が足りないのではなく、自分が買おうとしているのが「人」なのか「機能」なのかがまだ定まっていないだけです。以下の 3 つの問いが、この計算を正しく行う助けになります。
会社が本当に必要としているのは「機能」です。システムの判断をする人、システムが問題を起こさないよう責任を持つ人、次に何をすべきか知っている人です。
給与を比べるのではなく、実際に何を背負うことになるかを比べてください。
| 比較項目 | 専任の技術責任者 | 外部技術責任者 |
|---|---|---|
| 始められるまでの期間 | 採用から戦力化まで数か月かかる | システムを確認すればすぐ始められる |
| 知識の範囲 | ひとりなので必ず苦手な領域がある | チームなのでサーバー・セキュリティ・バックエンドを別々に探さなくてよい |
| コストの形 | 固定給、業務量が少なくても同額を支払う | 月単位の投入、止めたいときにいつでも止められる |
| 辞めるとき | 本人の頭の中にしかなかった知識も一緒になくなる | ドキュメントと記録が御社に残る |
| 事業への理解 | 毎日浸っているため最も深い | 付き合いが長くなるほど深まるが、最初の 1 か月は及ばない |
得られるのは「いつでもつかまる人」、そして御社の事業をどんどん深く理解していく人です。技術的な判断とビジネス的な判断が一体化しており、これは外部の人間には完全には真似できない部分です。将来自社の技術チームを作るつもりなら、その出発点にもなります。背負うのは次のことです。
エンジニア自体がもともと採用しづらく、技術責任者はさらに難しい職種です。人材不足時代の外注の考え方という記事で、これが中小企業に与える影響について解説しています。
得られるのは採用期間がないこと、チームが領域ごとに分担すること、いつでも止められること、そして複数のシステムを見てきた経験から、御社が直面している問題も彼らにとって初めてではないことが多い点です。諦めるのは次のことです。
外注と自社構築のより詳しい比較は中小企業は外注すべきか自社チームを作るべきかという記事にまとめています。補足すると、外部技術責任者は一般的な外注とは違い、完成したら去るわけではありません。詳細はHelper CTO とはをご覧ください。
次の 3 つの問いが、御社がどのタイプかを判断する助けになります。システムが 1 日止まったら会社はどうなるか。今後 1 年でシステムはどれだけ新しいものを取り込む必要があるか。今技術責任者をひとり雇うとしたら、その人は普段 8 時間何をしているか。最後の問いに答えられないなら、必要なのは「人」ではなく「機能」です。
会社が成長して自社で人を雇う段階になったら、私たちの仕事はその採用を手伝い、きちんと引き継ぐことです。
御社が 2 番目のタイプの会社であれば、私たちが Helper CTO として提供するのはまさにその機能です。会社の技術責任者のような存在でありながら、御社の社員ではありません。最初の一歩は 60 分のシステム健診です。コードを見せていただくだけでよく、本番環境のアカウント情報は不要です。3~5 営業日以内に、読んですぐわかる 1 ページのレポートをお渡しし、そのうえで契約するかどうかご判断いただけます。「ひとり雇うか外部に頼むか」で迷っているなら、まずはこちらからどうぞ:Helper CTO:システム保守プラン。
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