業界トレンド
Helper CTO シリーズ 11|月額費用に「含む」と「含まない」:保守プランの読み方
2社の保守プランを見比べても、多くの経営者は何が違うのかわかりません。「保守」という言葉に統一規格がないからです。本記事では「含む・含まない」対照表を使って、月額費用に通常含まれるもの、別途相談が必要なもの、「毎月確保するエンジニアリング枠」とは何かを整理し、プランを見極める5つの質問を紹介します。
「システム全体を新しいフレームワークに切り替えると言われ、20分間説明を聞きましたが一言も理解できませんでした。でも、断りづらくて。」理解できないままうなずいた代償は、半年後に請求書という形でやってきます。お金は使われ、時間は過ぎ、システムは良くなっておらず、何が問題だったのかさえ言葉にできません。あなたは賢くないのではなく、その場で聞ける質問を手元に持っていないだけです。以下の5つの質問には技術知識は不要で、どんな技術の打ち合わせでもそのまま使えます。
まず誤解を解いておきます。経営者がエンジニアを見極めるのは、技術のテストをすることではありません。技術的に完全に正しい提案であっても、あなたの会社にとっては間違いであることがあります。
ですから聞くべきなのは「このやり方は正しいですか」ではなく、「自社にとって割に合うか、リスクはどこにあるか、あとで誰が責任を持つか」です。技術がわからなくても外注をうまく管理できるという記事では目的の絞り方とマイルストーンの設定について説明しました。今回はさらに一歩進んで、そのまま使える5つの質問を紹介します。
5つの質問と「良い答えはこういうもの」を並べています。打ち合わせの途中で頭が真っ白になったら、この表の通りに聞いてみてください。
| 質問すること | 良い回答の例 | 警戒すべき回答 |
|---|---|---|
| この決定が間違っていた場合、代償は何ですか | 退路と損失の範囲を具体的に説明できる | 「間違いはありません」「業界標準です」 |
| もっと小さいやり方を先に試せますか | 自分から小さく区切って先に進める提案をする | 「一度に全部やる必要があります」 |
| 完成後は誰が面倒を見ますか | 誰が、どれくらいの頻度で見るかを具体的に説明できる | 「完成すればそれで終わりです」 |
| ご自身の会社ならこうしますか | 一呼吸おいて、あなたの立場に立って答える | 信用していないのかと聞き返す |
| 明日あなたがいなくなったら、次の人が理解できますか | 自分からドキュメントとアカウントを残すと言う | この質問に明らかに不機嫌になる |
質問一つひとつの理屈を覚えておく必要はありません。良い答えには3つの要素があると覚えておくだけで十分です。具体的な人、具体的な時期、具体的な退路です。
最初の3つの質問は、同じことの3つの側面を聞いています。それは、この件を進めたときにリスクを誰が負うのか、ということです。
小さいやり方を一緒に探してくれる人は、あなたのためにコストを抑えようとしています。一度に全部やると言い張る人には、もう一言「なぜですか」と聞いてみてください。
最後の2つの質問はやや踏み込んだもので、技術力ではなく、この人がどちら側に立っているかを聞いています。
この2問は、「作って終わり」の人をふるい落とすのに最も効果的です。
5つの質問はすべて聞けても、多くの経営者はその先で行き詰まります。答えの、さらにその奥が理解できないからです。相手が「元に戻せます」と言っても本当かどうかわかりませんし、「記録は残します」と言われても、その記録で十分かどうかわかりません。これがまさに Helper CTO の役割です。あなたの側に立ち、その奥まで理解できる人がいるということです。Helper CTOとは何かという記事で説明した通り、会社の技術責任者のような存在でありながら、社員として在籍するわけではありません。専任の担当者を雇うべきか、外部に頼むべきかについては、その費用の考え方を別記事でまとめています。
あなた自身が技術の専門家になる必要はありません。必要なのは、全面的に信じるか、まったく信じないかの二択しか残さない、そんな相手ではない人です。
エンジニアの話が本当かどうかを判断する最も確実な方法は、あなたのそばに代わりに聞いてくれる人を置くことです。Nerdtechnicは Helper CTO として、あなたのシステムを引き継ぎ、長期的に保守します。最初のステップは60分間のシステム健康診断です。コードさえ見せていただければ十分で、本番環境のアカウントやパスワードは不要です。3~5 営業日で、読んですぐわかる1ページのレポートをお渡しします。理解できない技術提案に困っているなら、その提案を持ってきてください。この5つの質問を一緒に確認します。Helper CTO:システム保守プラン。
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